バッグや靴を美しく保つための基本:押さえておきたい正しい保管方法
お気に入りのアイテムを長く大切に使うために
初めて手に入れたブランドバッグや、こだわって選んだ靴。どれもお気に入りの大切なアイテムです。これらのアイテムをいつまでも美しい状態で使うためには、日頃のお手入れだけでなく、適切な「保管」が非常に重要になります。
間違った方法で保管してしまうと、カビが生えたり、変色したり、型崩れを起こしたりする可能性があります。しかし、基本的なポイントを押さえるだけで、お気に入りのアイテムの寿命を延ばし、綺麗な状態を保つことができます。
ここでは、バッグと靴、それぞれの基本的な保管方法についてご紹介します。特別な道具がなくても始められることも多いので、ぜひ参考にしてください。
保管場所の基本的な考え方
バッグも靴も、保管する場所を選ぶ際には共通して注意したい点があります。
1. 湿気を避ける
日本の気候は湿気が多いため、カビや劣化の原因になりやすい環境です。風通しの良い場所を選び、収納場所には除湿剤などを活用すると良いでしょう。クローゼットや下駄箱の奥は湿気がこもりやすいので、注意が必要です。
2. 直射日光を避ける
直射日光は、素材の色あせや劣化を引き起こす可能性があります。窓際など、日が直接当たる場所での保管は避けてください。
3. 通気性を確保する
密閉された空間に長期間保管すると、湿気がこもるだけでなく、素材によっては臭いの原因にもなります。定期的に扉を開けて換気をしたり、通気性の良い収納アイテムを利用したりすることが推奨されます。
バッグの正しい保管方法
バッグは素材によってお手入れ方法が異なりますが、保管方法には共通する基本があります。
1. 使用後のお手入れ
バッグを使った後は、乾いた柔らかい布で表面の埃や汚れを優しく拭き取ります。特に革製品は、指紋や汗などが付着したままにしておくとシミになることがあります。
2. 形を整える
バッグの中に新聞紙(インク移りに注意し、吸湿紙などを巻くのがおすすめ)や形崩れ防止用のクッション材などを詰めて、本来の形を保ちます。ストラップは中にしまうか、バッグに沿わせるようにします。
3. 保管袋に入れる
購入時に付属していた布製の袋(保存袋)があれば、それに入れて保管します。これにより、埃を防ぎ、他のアイテムとの摩擦による傷を防ぐことができます。ビニール袋など、通気性の悪いものに入れるのは避けてください。
4. 吊るすor立てる
型崩れを防ぐためには、詰め物をしてから棚に立てて置くのが理想的です。吊るして保管する場合は、持ち手に負担がかからないか、重みで形が崩れないかなどを確認してください。
靴の正しい保管方法
靴もバッグと同様に、使用後のお手入れと適切な保管が重要です。
1. 使用後のお手入れ
履いた後は、靴底の汚れを落とし、アッパーについた埃や汚れをブラシや布で丁寧に拭き取ります。特に雨に濡れた場合は、しっかりと水分を拭き取り、風通しの良い場所で陰干しをして完全に乾燥させてください。
2. 湿気を取り除く
靴は汗を吸収しやすく、内部に湿気がこもりやすいアイテムです。一晩ほど風通しの良い場所で湿気を飛ばしてから収納するのが理想です。靴用の乾燥剤や、吸湿効果のあるシューキーパー(シューツリー)を活用するのも効果的です。
3. 形を整える
木製やプラスチック製のシューキーパー(シューツリー)を入れることで、型崩れを防ぎ、靴内部の湿気を吸収する効果も期待できます。特に革靴にはおすすめです。
4. 通気性の良い場所に収納
下駄箱にしまう際は、詰め込みすぎず、靴と靴の間に隙間を作り、通気性を確保します。定期的に下駄箱の扉を開けて換気することも大切です。可能であれば、購入時の箱や、通気性の良いシューズケースに入れて保管すると良いでしょう。
マイコレクション記録を活用してみましょう
これらの基本的な保管方法を実践することで、お気に入りのバッグや靴をより長く、美しい状態で楽しむことができます。
「マイコレクション記録」に持っているアイテムを登録する際に、素材情報や購入日だけでなく、「次にいつお手入れをするか」「どこに保管しているか」といった情報をメモしておけば、管理がさらに楽になります。他のユーザーがどのようにアイテムを管理し、愛用しているのかを参考にしてみるのも、新たな発見に繋がるかもしれません。
正しい保管は、大切なアイテムへの愛情表現の一つです。ぜひ今日から実践してみてください。